わこわこマラソンクラブ

8/09/2010

第17回奥武蔵ウルトラマラソン

「奥武蔵ウルトラマラソン」、通称「オクム」と呼ばれるこの大会は、かなり前から知っていた。それは、私が、大会が開かれる毛呂山町の隣町である坂戸市に住んでいたのでその存在を知っていたということと、かつて自転車をやっていたとき、このオクムのコースである奥武蔵グリーンラインをよく走っていたからだ。
しかし、今までただの一度もこのコースを走ろうと思ったことは無かった。それは、77kmという短めの距離のウルトラマラソンという大会にもかかわらず、きわめてハードなコースであることを、身をもって知っていたからだ。
ところが今年はこの大会に是非出てみたいという心境に変わった。
実は昨年、川の道フットレースの後半の部に出させていただき、ボランティアの皆さんに助けてもらって何とかゴール出来た。その少しばかりの恩返しをということで、昨年オクムのボランティアを申し出たのだ。朝7時から夜7時まで、清流エイドで10名のボランティアの一人としてランナーの為に一所懸命働き、そしてランナーから元気と勇気をもらった。走ってくるランナーの熱い気持ち、暖かい言葉を受けて、是非来年は私も走ってみたいという気持ちになったのだ、それがどんなに厳しいレースであっても。
8月1日 日曜日、朝4時に起床、いつものマラソンと同じように、ご飯一膳を、納豆をおかずにして食す。納豆をいつも食べるのは、日頃会社に行く前にいつも食べる習慣があり、普段と同じ行動をするということでいたずらに体に負担をかけないということ。そして昔聞いたことがあるが、戦闘機の飛行士は出撃前に必ず納豆を食べて、納豆菌が腸に達すると、そこでおならとなるガスを食い尽くすという話で、きっと消化にはきっといいのではと思っているからである。(おならは戦闘機乗りには致命傷となるらしい。空中戦になったときに腸内で発生したガスが体に悪影響を及ぼすと聞いたことがある。真偽のほどは如何に?)
ひげを入念にそり上げ、すぐに走れるウェアに身を包み、4:45に家を出た。最寄り駅である和光市に向かい、5:04発小川町行き各駅停車に乗る。6:44に坂戸で東武越生線に乗り換え、5:58に最寄り駅である東毛呂の駅に到着する。東武線の中にもオクムに参加するであろうランナーを多く見かけたが、特にその数が増えたのは坂戸からだ。きっと遠方からエントリーしているランナーは坂戸のホテルなどに泊まったのだろう。6:05に東毛呂駅前から出発する会場行きチャーターバスは3台がすぐに満杯となり、会場に向かう。そこには知った顔がちらほらと見られ、会釈をする。
会場には6:15過ぎに到着した。すでに多くのランナーが思い思いの姿で、これから始まる77kmの旅路に思いをはせている。私はといえば20数名が並んでいる列に並び、トイレを済ます。既に6:45だ。荷物が詰まったグレゴリーのザックを体育施設の中のイスに置いて、明走会の黄色のTシャツにNo.1094のナンバーカードを安全ピンで留める。安全ピンは長い時間のレースでは汗と汗に含まれる塩分かなにかの影響で、さびが発生してTシャツが汚れるためいつもはゼッケンチップとか呼ばれるプラスチックで出来た留め具でナンバーカードをとめるのだが、今日は忘れてしまった。ついでにスタートの時間が近づいているにもかかわらず、なかなか準備がはかどらない。ついでに今日は朝からとても暑い。7時を前にしてすでに30度近くあるのではないだろうか?少々いらいらしてくる。そとでは開会式が6:40から始まり、大会委員長の舘山さんが、「今日の参加者は1270名です・・・。」という声が聞こえてきた。さあ、今日は一体どれくらいのタイムで帰ってこれるのだろうか?心配は募る。
思い起こせば、5月の川の道フットレース前半の部を終えてから、「ランニングブルー」とでも呼ぶのだろうか、ぼやーっと、走りたくないなあ、といった時期が7月頭まで続いた。仕事もいつに無く忙しく、土日の出勤も多く、練習は必然的に不足していたが、3月にエントリーしていた所沢8時間耐久レース参加を境にオクムへのスイッチがやっとはいったような具合だ。所沢8耐は、その名の通り8時間の耐久レースであり、レーシングカーやバイクで行われる「鈴鹿8耐」のように、8時間で所沢航空公園の周回コースを何キロ走れるかを試すレースで、7月の猛暑の中、58kmを走ることが出来た。勿論このレースはオクムの練習会という位置付けで出た大会であり、暑さで途中2度、40分と20分の昼寝をしたことを考えれば、今回のオクムでの苦戦は容易に想定できたといえる。
7時5分前だっただろうか、カウントダウンが始まる。他のマラソンのように、がつがつスタート地点に割り込んで入ってくる人がいないのがこの大会のいいところだ。なにかいい気持ちになる。スタート30秒前。いよいよスタートだ。前に見える奥武蔵の峰々を越えてそして帰ってくる。今日は昨年私が見たランナーのように、どんなにおそくても、どんなにへろへろになっても、きらきら輝く目をして、やったーという達成感を持ってゴールする、そう心に刻んで7時丁度にスタート地点のラインを越えた。
走り初めて、早速アキレス腱の異常を覚える。3日前の皇居ランのときに、久々ぶりに走ったこともあり、アキレス腱がピリッと来た。それが早速今日現れたわけだ。だましだまし行くしかない。そう思った。走っている周りには知っている方々がたくさんいらっしゃり、会話が弾む。弾むといっても、始まりの言葉は必ず、「暑いですねー!」だ。やはり今日は暑いのだ。こんなときは全てを受け入れて、天才バカボンのパパのように、「これでいいのだ!」と思って走るしかないのだろう。
まだ朝7時にも関わらずじわじわと頭上から降りてくる暑さをかわすかのように、私はすこし体を前に傾いで前へ前へと進んでいく。前に人だかりが見える。第一エイド滝の入ASだ。4.4km地点7:19到着。スポドリ、水、氷をもらう。氷はキャップの中に入れて、溶けていくときに蒸発する気化熱を使って冷却するものだ。これは最近ずっと使っている夏のレースの対処法だが、私はかなり気に入っている。冷たい氷で頭が冷やされ、頭がぼーっとするのを防ぐと共に、キャップのひさしを通じてぽたぽたと落ちてくる滴が脚に当たり、脚が冷える。また、帽子全体に広がった水分が蒸発するときに頭部の熱を奪い、後頭部に垂らした布を通って流れる水分は、首筋を冷やし、体の冷却に一役買うというわけだ。但し、このやり方が正しいかどうかは、わからない。
スタート地点で標高約100mだったが、ここから山に入り高度を稼いでいく。8.4km地点の桂木ASまでひたすら登る。7:53着。高度約300m。これから先70kmもあることから無理はせず、ひたすら歩く。周りの人は走っている人、歩いている人半々といったところだが、私はぐっと我慢して歩く。というか走れないというのが本音だ。とにかくこの暑さでやられている。脚が前に出ない。知り合いの女性ランナーにすいすいと抜かれる。いやー、まいったなあ、と思いながらもじっくりと進むことを心がける。
13.4km、滝の入AS着、標高約100mまで降下。8:27着。ここは先に立ち寄った場所。しかし、その記憶が曖昧。いやー、これはやばい。かなりやばい。頭がぼーっとして考えられない。そして、「もうリタイヤしようよ」という声が私の心の中から聞こえてくるようになる。本気でリタイヤしたいと考えることは実は今まで余りなかった。しかし、今回はリタイヤしたいと思った。体がしんどい、脚が痛いとかいう理由ではなく、なぜか頭というか体というか、どうも本当の自分ではないような気がしてならない。「熱中症」という言葉が頭に浮かんだ。よし、ひたすらゆっくり行って体調をもどそう。氷をもっと使って、頭や体を冷やそうと考え、実行した。
次の第4エイドは18.4km地点の鎌北湖AS。9:04着。200mの山を登り、そして50mほど下りエイドに至る。ASを過ぎると鎌北湖が左手に見え、つかの間の平地のランを楽しむ。ここから昨年ボランティアをした清流エイド地点20.7kmまで急激な上りとなる。わずか2.3kmで約280mほど上り、標高430m近くまで達した。これまでのエイドでは食べ物を摂らなかった、というか気持ち悪くて摂れなかったというのが本音であったが、奥武蔵の木々の下を通り、ゆっくり歩いていたのが功を奏したか、体調がやや戻ってきた。清流エイドには9:30着。果物をほおばり、水分を補給する。
ここまで20kmを2時間半で来た、ということはあと57kmは3倍の距離だから7時間半かかる、予備を1時間半見て11時間半でゴール、とこの時点で予想して、今後のレース展開をいろいろと考えてみたりした。基本は、①上りは歩く、②下りは膝にこないようにゆっくり下る、③平地や平地に近いところは走る、といった平凡なことだ。
道の途中で北向き地蔵が現れる。地元のおばあちゃん4,5人が応援してくれる。ありがたい。
2.8km走ると第6エイド、ユガテASが現れる。23.5km地点、清流エイドから5mほど下り、また50mほど高度を稼ぎ、清流エイドと同じくらいの標高430mまで戻した。9:56到着。スイカをたらふく頂く。うまい、元気が出てきた。
25km地点は10:13到着。標高480mくらいか、だいぶ暑さも抜けてきた。体調も戻りつつある。
第7エイド、黒山ASに到着。26.4km地点。10:24。暑い中、タープを張っただけのエイドで、汗をかきながら私達ランナーの為にサポートしてくれる皆さん。本当にうれしい。そうめんを2杯頂く。やたらうまい!
10:45、国道299号と顔振峠の分岐点を顔振峠方面に向かう。ひたすら上りだ。嫌になるくらいの上りだ。
10:52、平九郎茶屋前の顔振ASに到着。29.9km地点。標高約630m。30kmに約4時間がかかっている計算になる。前に計算したものに準じているのでよしとしよう。ここでも食べられるものはひたすら食べる。果物がありがたい。するっと胃に入る。ここで、いままですっかり忘れていたガスター10を服用する。長い距離を走るとき、特に水分を多く取るときに、胃がもたれたりはいたりしないようにこの薬を8時間間隔で飲むことにしている。自分にはきわめて合っている薬で、どんどん食べても飲んでも、胃が受け付けなくなるということは無い。ついでにランニングソルト2錠も飲む。汗と共に失われている塩分などを補うために2,3時間ごとにとることにしている。これもまた相性がいい。
左手には山間から遠くの景色が望める。すこし気が晴れる。もうちょっと気合を入れよう。
11:16、第9エイド見晴台AS到着。32.2km地点。標高約650m。綺麗なお嬢さんが祭礼と書いてある直系1mほどもあるうちわで私達ランナーを応援してくれる。ありがたい。
山が開け、第10エイド高山ASに到着。34.5km地点、11:35到着。標高約820m。ここはかなり上ってきた。きつかった。しかし、体はスタート前の元気さを取り戻してきたように感じる。ここにはスペシャルドリンクを置けるサービスがある。国際レースのようなサービスだが、私も次回はこのサービスを利用してみたい。こんなときしか体験できないだろうから。たくさんの飲み物、食べ物がこのASにもあるが、冷奴を頂いたのが印象的だった。冷たくて、つるんとしていて、のど越しがいい。ランナーにぴったりの食事ではないか。
35km地点は、11:42に通過。4時間42分経過。調子が上向いてきた感じがする。
第11エイド飯盛ASには12:01到着。37.6km地点、標高約790m。ここは飯盛峠。確かこのあたりでトップの折り返しのランナーとすれ違った。おそるべしウルトラランナー。この暑さの中でなにするものぞ、怒涛の走りを見させてもらった。
第12エイド刈場坂ASには12:26到着、41km地点、標高約860m。刈場坂峠からの見晴らしは良く、今日のように湿気が多くなければ、かなり遠くまで見ることが出来ると思った。
42.195地点は、12:35到着。都合5時間35分かかった計算になる。私の走力なら山なら出来すぎだ。高度が上がり、木も茂り、そよ風も吹き、だいぶ走りやすくなった。後半無理をしなければ、なんとか10時間切りも見えてきた感じがする。
第13エイド大野ASには12:44到着、43.4km地点。標高約900m。オクムのランナーはマナーがいい。こんなことをいうのもなんだが、ドリンクを飲んだコップを必ずゴミ箱に捨てていく。食べたあとのごみは、ごみ入れにきちんと捨てる。手作りの心のこもった大会に出る人は、きっとマナーがいいに違いない、そう感じた。
第14エイド丸山林道折り返し地点、13:02到着。標高約850m。スポーツエイドジャパンの大会でおなじみのガッチャマンさんとデビルマンさんが連れ立ってドリンク中でした。しかしあの衣装を着てこの暑い中を・・・すごい方たちです。敵いません。ここではおなじみ原始人や新宿二丁目にいらっしゃるような方たちやコスプレさん、チアガールの皆さん、そして水着美女がお出迎え。つい長居してカキ氷をお替りしちゃいます。私のエイドでのルールは、できるだけ5分以内の滞留にとどめる(トイレ含む)⇒そうしないと、たとえば今回のように24のエイドがあれば、必ずそのエイドに寄りたくなり(こう暑いと水分摂取のためにも必須ですが)、5分×24回で2時間のタイムロスとなるからだ。ついでにエイドで座り込まないことも自分に義務つけている。座るとずっと座りたくなりそうで怖いので私は座らないことを心がけている。
折り返しの前10kmほどから、折り返してくる多くのランナーにこちらから、あるいは両方で挨拶を交わす。「ナイスラン!」だったり、「ファイト!」だったり、「おーっす!」だったり、人それぞれだが、なぜか相手を元気付けることが自分自身に元気を生み出しているような気がしてならない。実際、自分の体に元気がよみがえってくるのが分かるような気がした。どうだろう、500人くらいの方と声をかわしただろうか?この声の掛け合いが、お互いの勇気・元気を出すのにどれだけ役立ったか計り知れない。
第15エイド大野AS、49.4km地点には13:27到着。しっかりと水分補給させてもらう。標高は約850mまで下がる。基本的には47km過ぎからは下り基調となる。どんどんスピードが出そうになるが、そこはとことこと走って膝への負担を軽減する。この3kmは休みを入れて25分だ。折り返しの丸山ASから100mほど上り、100mほど下るこの坂は結構しんどい。エイドではそうめんを頂く。美味しい。
50km地点は13:31通過。あと27kmだ。4時間かかっても10:30でゴールできる計算になる。あとは無理をせず、ゆっくり行くだけ。
第16エイド、刈場坂AS、51.8km地点には13:41に到着。往きと同じように刈場坂峠からの写真を撮る。あまり余裕は無いが、写真を撮るために、SPIbeltというカメラなどの小物を入れて体にたすきがけできるグッズを購入し、それをつけて今回走っている。走っている途中に立ち止まると、次に走り出すときに億劫だが、そこは写真を撮るために我慢する。
55km地点には14:04に到着。この先200mで第17エイド飯盛ASだ。空は曇りとなり、体感温度は奥武蔵林道の木陰を走ると、思ったほど上がってこない。走り易い感じだ。14:05にASに到着して、またもやフルーツをしこたま頂く。なんてうまいんだ。本気でそう感じる。体がそう表現しているようだ。
第18エイド、58.3km地点、高山ASには14:24到着。19分で3.1kmを走ったことになる。キロ6分のペースに戻りつつある。少し速いがいけるところまでこのペースで行こうと決心する。エイドでは見慣れた顔が私を出迎えてくれた。たしか一緒に走っていたはずなのに・・・と思って伺うと、「リタイアしてここでボランティアやってるの」との返答。リタイアしてもボランティアしてくれるとは、本当にありがたいことだ。
ここでは危険な飲み物発見。「金麦」が・・・。もちろんこれも楽しみの一つでしたので、コップに半分頂いた。うまい!この苦さがなんともいえない。ビールとボランティアの皆さんに後押ししていただき、エイドをスタートする。
第19エイド、60.6km地点、見晴台AS。60km地点は14:37に通過し、このエイドには14:40到着した。「ゴールまで16.4km」と書いてある。あと2時間くらい走れば着くか知らん・・・などと思ったりしたが油断は禁物、ゆっくりと進む。
第20エイド、62.9km地点、顔振ASには14:55到着。「残り14.1km」とここにも書いてある。距離が縮まるのはことのほかうれしい。
第21エイド、66.4km地点、黒山ASには15:21到着。65km地点は15:10に通過した。先が見えてきた。一方で、47km付近からずっと下りを走ってきたため、両脚の太もも前側の筋肉が張っており、特に左側は痛みが出てきた。それはそうだ。十分な上り下りの練習が出来ていたとは到底いえない。ここからは無理をせず、だましだまし走ることとした。
第22エイド、69.3km地点、ユガテASには15:45到着。標高が下がり、お日様も出てきて、また暑くなってきた。しばし我慢のランとなる。70km地点は15:51に通過。
第23エイド、72.1km地点、16:08到着。清流エイドでは、お汁粉がランナーをお出迎え。甘くて美味しい。この冷たさ、甘さがいい。本当に元気が出る。昨年、私達ボランティアが、雨が降る中、お汁粉を器にものすごいスピードで盛り付けていたのを思い出した。エイドの皆さんに感謝。
第24エイド、74.7km地点、鎌北湖AS、16:27到着。いよいよ最後のエイドだ。これを過ぎ、少し下ると、あとはゴールまでの田んぼや畑の間を通る平地の道を2kmほど走ればゴールだ。不思議なものだ。走り初めて20kmくらいまでは本気でリタイアを考えていたのに、今はもう少し走っていたい、などと考えてしまう。7,8名のランナーが前を行く。きっとみんな同じ気持ちか?はたまた早く終わりたいという気持ちか?
ゴール地点の毛呂山総合公園の体育館の屋根が見えてきた。あそこがゴールだ。
カーブを左に曲がり、ゴールテープが100mくらい先に見えてきた。左手から仲間の応援がとぶ。よっしゃ、帰ってきた。なんとか完走できた、という気持ちが、じわーっとからだに湧いてくる。
5mくらい前のランナーがゴールテープを切る。私はスピードを緩め、ゴールテープが再度張られたのを確かめて、ゴールラインを通過した。
タイムは、9:45:39、順位は総合で425位、種目別で144位だった。
ゴールするとすぐに完走証が渡される。そこにはこう書いてあった。
「あなたは、第17回奥武蔵ウルトラマラソンにおいて 自然と一体になり過酷な条件に臆することなく頭書の成績で完走されましたことを証します。」
その後、ゴール付近にいらっしゃった舘山さんに挨拶した。舘山さんは汗でべとべとになった私に握手を求めてきて、がっしりとした握手をしていただいた。うれしい。
前回の所沢8耐でも、川の道でも、私が「汗でべとべとですから・・・」といっても、なんの気持ちの迷いもなく走り終わった私と握手してくれる実直な実行委員長・舘山さん。
これがきっとスポーツエイドジャパンの大会に私をひきつけて止まない魅力であり、大会関係者の皆さんやボランティアの皆さんが舘山さんのまわりに応援したいと集まる訳ではないかと思う。
そして、その気持ちはランナーに注がれ、大会に参加したランナーは、この表現が正しいかどうか分からないが、大会に関係する皆さんのおもてなしのこころで楽しく、そして快適に走ること(時には食べること、飲むこと)を楽しむことが出来る。

すでに大会が終わって10日が過ぎようとしている。
第18回もまた出て、おもてなしのこころを味わいたい。
あるいは、ボランティアとしてランナーへのおもてなしをしたい。

こんな気持ちにさせてくれる大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さんに心からお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

以上。